20、菊花 【白居易】

一夜新霜著瓦輕
芭蕉新折敗荷傾
耐寒唯有東籬菊
金粟花開暁更清

詩の解説

昨夜初めて降りた霜が屋根瓦に薄っすらと着いている。さて朝の寒気は耐え難く芭蕉も折れて蓮の葉も傾いている。この寒気に耐えているのは、ただ東の垣根の菊のみである。霜が降った明け方に黄色い花を付ける菊の風情は、一層清らかなる心地がする。

鞦韆院落夜沈沈

前の記事

21、春夜 【蘇触】
返景入深林

次の記事

19、鹿柴 【王維】