18、雪梅 【方岳】

有梅無雪不精神
有雪無詩俗了人
薄暮詩成天又雪
與梅併作十分春

詩の解説

梅が咲いても雪が無ければおもむきがない、又雪があっても詩がなければゆかしさが無く俗なものとなってしまう。漸く夕暮れに詩が一つできた、なんと計ったように空から雪が降り出してきた。まさに雪、梅、詩、と3つ揃って、ここに新春の気分は十分に味わうことが出来たのだった。

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