14、山行 【杜牧】

遠上寒山石径斜
白雲生処有人家
停車坐愛楓林晩
霜葉紅於二月花

詩の解説

晩秋の山はなんとなくもの寂しいものだが、登り行くうち小石まじりの坂道は白い雲がわきあがっているあたりにまで続くと、視界が開け人家が見える、しばらく車を停めて行く秋を楽しむ、楓の林は早や霜に打たれて色づいた葉は夕日に生えて一段と赤く、2月に咲く桃の花よりも紅く美しかった。

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