12、城山 【西 道仙】

弧軍奮闘破囲還
一百里程壘壁間
吾劍已摧吾馬斃
秋風埋骨故郷山

【詩の解説】

援軍もなく孤立した薩摩(西郷隆盛)軍、敵の厚い囲みを破って漸く故郷の鹿児島の城山に帰ってきた。
そこには刀折れ矢尽きて、もはや全員自決するを待つばかり、悔いなく戦った同士よこの秋風の中、骨を埋めよう故郷のこの山に。

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